できるがな(4)-1
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「できるな」

15ゲームを作りたい!(1)

さて、では今回のお題は「15ゲームを作る」ですよ。

うん、前こんなサンプルを見たけど、このことでしょ。簡単そうに見えるんだけど、実際に自分でつくれって言われたら、どうやっていいのかぜ〜んぜんわからないわ。

うん、確かにちょっとややこしいかもしれないね。でも難しいゲームを作るときの方法ってのがあるんですよ。

え?それは一体なに?まさか「Lingoをマスターする」なんて言うんじゃないでしょうね。

いえいえ、そうではなくて「困難を分割する」ということです。shockwaveの場合は「画像処理」と「理論処理」の二つにわけて考えることですね。

え?画像処理と理論処理ってどういうこと?もっと簡単にいうとどういうことですか?

たとえば、今回の場合は「どのようにしてマスの位置を考えればいいのか」とか「クリックに応じてマスの順番を変更するにはどうしたらいいのか」ということですね。そのように画面に表示する以前の処理のことを理論処理といいます。で、画像処理はそれにちょっと書き加えるだけで、たとえばマスが動いていくのをどのように見せたらいいのかとか、マスのデザインをどうしようかとか、そういう意味のことですね。

ふぅんなるほど、私は全部いっぺんに考えるから、頭がパニくってしまうのですね。そっか、画像は後で書き加えればいいんだ。なるほど。

そうなんですよ。二つに分けて、それでも難しい場合はもっと細かくしていけばいいんです。では今回の場合はこういう風になりますね。


赤い下線部のところが、今回のムービーで書くハンドラになります。別にハンドラに分けなくても書くことはできるのですが、修正が簡単になるので、細かくハンドラ分けしておきますね。あ、それと、このように処理の流れを書いた図のことをフローチャートといいます。これがあるのとないのとでは、だいぶ違いますよ。

こういう図を見ると、ああ、私もプログラムを書いているんだという気になりますね。なんだか難しそうに見えるけど、これを書いておくと、あとが簡単になりますね。

うん、これがあるとだいぶ違うみたいですよ。さぁ、ではプログラムを書く前に、マトリックスの処理について考えてみましょう。
つづく


1997/04/27更新
© Akira SAno 1997
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