一生懸命走るお馬さん

一生懸命走るお馬さん

待ちに待った有馬記念の日。
熱烈なファンは先週17日のレース終了後、既に入場門前に並び始めたそうです。
わかるなぁ、その気持ち。

某シミュレーションゲームのおかげか、競馬に関する知識は少しなりとも持っています。
重賞レースがなんだとか、GIとクラシックの違いとか…少しばかり知っていますが、競馬を好きというより、サラブレッドが全力で走る姿が好きです。
肢体の筋肉がぎゅっと盛り上がり、4本のきゅっと細くなった足が地面を蹴り上げ、鬣(たてがみ)をなびかせ、走り抜けて行く姿は美しいです。

ディープインパクトは傑物だと思いますが、3コーナーから4コーナーにかけてギアチェンジして直線を異次元のスピードで走る姿を見るたびに「このまま何事もなくゴールして…」と祈るような気持ちになります。
ディープインパクトの異次元の走りを見るたびにサイレンススズカの「沈黙の日曜日」の悲劇を思い出します。

無事引退を迎えられ、後世に受け継がれることは喜ばしいことだと思います。
サラブレッドは人間のエゴによって生み出され走らされるという宿命も負っていますが、人間の叡智と経験を積み重ねたその姿には惚れぼれします。