アクロス福岡でオーボエ奏者・宮本文昭さんのコンサートがあり、聴きに行きました。
宮本さんのオーボエが聴けなくなるということで、シンフォニーホールは2,000人超の満員。
メディアの力って、すごいわねぇ。
宮本さんのことを知ったのは、高校生のとき。
友だちが「オーボエの宮本さんって素敵!」とはしゃいでいて、それで聴くことはありました。
CDもいくつか持っているし。
演奏は素晴らしいものでしたが、それよりもトークが実に楽しい。
ようしゃべるし、テンポもいいし。
宮本さんがドイツ留学時代に多数の本を読んで、「武士の生き方・考え方に共感し、憧れる」とおっしゃっているのを聞いて、「あっ、のだめのくろきんと同じ!」(「のだめカンタービレ」に登場するオーボエ奏者の黒木泰則くん)と思いました。
オーボエを選ぶ人って、そういう傾向なのかしら…。
オーボエの音って「表裏一体」だなって思います。
トランペットって明るい音楽では、底抜けに明るく聴こえるけれど、オーボエの場合、明るいメロディのはずなのに、悲しさを感じるんですよね。
その一方で、胸がきゅうっとなる悲しいメロディの中でも、ひと筋の明るさが差し込んでいるようで、もっと聴いていたくなります。
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