大雪のエピソード – 我が校には「休校」の2文字はない

大雪のエピソード – 我が校には「休校」の2文字はない

昨日と今日、日本列島を寒波が襲っていますが、ニュースで通学風景を見て思い出したこと。

わたしが通っていたT高校では「一人でも通学できるなら通常通り授業を行う」という立派な約束事がある。(今もこれはあるかな?)
つまり、「滅多に休校はしないよ」という剛健な学校である。

高校2年のときだったか、ちょうどこのような寒波がやってきて前夜から降り積もった雪の除雪が間に合わず、電車が不通になった。
他の高校に通う友だちには「公欠にします」とか「休校です」とかいう連絡が入るのに、わたしの通うT高校からは何も連絡はなし。
とりあえずT高校に電話すると、「授業は通常通りですから、気をつけて来てください」と返ってきた。
駅にはT高校で教師をしている先生がいたので、お互い「困りましたね」という雰囲気になった。

しばらくして、「代行バスがでます」というアナウンスがあり、友だちと一緒に乗った。
帰りは無事帰ってこれるのか心配しながら…
結局、1時間目の授業には間に合わず、遅刻という形になった。

これはまだ甘い方で、帰宅時に無人駅で暖房なしで大雪の中、2時間以上電車を待ったこともある。
このエピソードはまたいづれどこかで。

だから、雪国の人はたくましく、寛容で、忍耐強いのだ。