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2004年01月01日

謹賀新年

本年も宜しくお願い申し上げます。
皆様にとってよい一年となりますようにお祈り申し上げます。


■閑話休題
大学に職を移し3年目に突入するわけですが、物事の見方が変わってきたなと最近ふと思うときがあります。

以前の職場ではかなり専門的なことを深く突っ込んでやってきたのですが、近頃はものを多面的に見るクセがついてしまい、専門的でありながらも総合的な考え方になってきたような気がします(研究者としては、あまりよろしくないのでしょうが)。

最近よく考えることが「『どう見えるか』ばかり考えて生きるのもどうしたもんか」ということです。つまり、他者からの評価を唯一第一のものにしているということです。

(最近文章を書かなくなったせいか、どうも文のキレが悪いのですが)伝えたいことを伝えるという、その行為そのものにも目をむけ、なおかつ自分が素直に思うこと、そのものを大事にするということです。

少なくとも僕自身が、なんだか「求められている佐野像」にあわせているような気がしています。もうそういうのはやめます。自分の中にある立地点から発言しようと思います。

世の中には様々な価値基準が存在しています。それはそれで良いのです。ただ、そのうちのごく一部のみを絶対的なものとして扱うような、例えるなら「思想ファシズム」そういう風潮があるような気がするのです。

例えば、東京に対する嫉妬心ではありませんが、新しい名所を作り上げ、ショッピングが楽しめる場所をいっぱい作り、有名人のエトセトラを配置することが人間の求めている幸せとは思えません。マスコミとかで大騒ぎするほど、そんなに凄いことなのでしょうか?全国ネットで多くの時間を割いてまで報道するようなことなんでしょうか?

きっと、子供が遊べる路地がある住宅地とか、サンマを庭で焼いても苦情がこない町とかを欲している人たちもいるはずだと思います。

なんだかアヴァロンパラドックスの塊みたいな町が増えていくことについて、果てしない危惧感を覚えます。

それが町という実態を伴ったものだけではなく、考え方やモードといったものにも及んできていることが気にかかります。

「考える力、生きる力、伝える力」この3つの力を鍛えていこうと思います。

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