日本の列車にもこんな自転車置き場があればいいのに

日本の列車にもこんな自転車置き場があればいいのに

10月9日(月)にBS-TBSで放送された「世界一周 魅惑の鉄道紀行」を見ました。

俳優の田中要次さんが、フィンランドのヘルシンキからフィスカルスに立ち寄って、トゥルクに向かい、ナーンタリまでの旅。
どの街もよーく知っているから、「懐かしいなぁ、また行きたいなぁ」と思いながら見ていました。

鉄道紀行なので、登場しますよね、VR(フィンランド鉄道)のレ列車。
今回は都市間を移動するので、移動で使っていたのは、InterCityという日本でいうと特急列車みたいなもの。

その中で、自転車を列車内に乗せるシーンが出てきたのですよ。

VR InterCity

TV画面をカメラで写したので、あまり良い写真ではありませんが・・・。
車両のデッキ部分に3台くらい止めるスペースがあって、緑色と灰色の器具を引き下げて、ハンドルとステムの交差している部分をひっかける感じのようです。

これは、事前に予約が必要で、固定する器具には番号がついていて、予約時に指定された番号のところに自転車を固定します。
お値段は、運賃とは別に5ユーロ(約800円)かかります。

ちなみに、折りたたみ自転車の場合、折りたたんで輪行袋に入れれば、無料で持ち込むことができます。

なんて、素晴らしい!!
日本の新幹線や特急列車にも、ぜひ導入してほしいですわ。
長距離の輪行をしようと、車両最後列の席を予約しても、大きなスーツケースやベビーカーが先に置かれていたり、自転車が入っている輪行袋と知らずに、上にキャリーバッグを置こうとする旅行者がいたり・・・。
そんな不安があるので、新幹線や特急を利用するのは、ためらってしまいます。
横並び2人分の席を購入して、片側に自転車を置いて移動しようかと真剣に悩むこともあります。

追加料金は払うので、ぜひ導入を検討してほしいなぁ。
輪行袋に入れて、安全に置けて、固定できるスペースは本当にほしいです。

ちなみに、フィンランドでは、ローカル列車(コミュータートレイン)や地下鉄は自転車料金は不要で、そのまま乗せることができます。
駅には改札口がないし、ホームまでスロープがついているところが多いし、ホームも広いから可能なんですよね。
フィンランドはサイクリストにやさしい国です。

ウィーンから夜行列車でスイスに向かった時、サイクリストが何名かいました。(友人同士とか親子とか)
自転車は専用車両(1両か車両の半分)にそのまま乗せて固定したら、車内の自分の部屋に移動して、目的地まで就寝。
朝、目的地に着いたら、そのままサイクリングスタート!
憧れの自転車ライフですよ、ホントうらやましい。

日本では、輪行袋に入れて移動するのが大原則で、一部の鉄道会社で列車や区間や自転車種類(レンタルサイクルのみとか)えお限定して、そのまま持ち込めるところもあるのですが、まだまだですね。。。