『夕焼けの詩』を集めている

昨年、映画『三丁目の夕日』を観て感動したが、その原作を今読んでいる。原作は「夕焼けの詩」が本題で「三丁目の夕日」が副題となっている。
しかし九州では、なかなか本屋さんに置いていない。時々数巻だけ置いているのを、コツコツと集めている。1話1話の密度が濃く、読みごたえがある作品だと思う。
今、この作品を単なる懐古趣味として片づけてしまう人もいるかと思う。それはそれで否定しない。時代は流れているし、それを止めることができないもの重々承知している。しかし、僕は、この作品の中に流れている世界観が、自分が求めている生活そのものだと思う。
僕は実は今までの人生の節目節目で、いろいろな作品に影響を受けてきている。福岡に来る時には『クッキングパパ』が参考になったし、昨年の夏に再びフィンランドに行ったきっかけは『かもめ食堂』だった。また、中学校の時にいじめを受けていたときには『3年奇面組』が心の支えだったし（本当です！）、小学校の時にモノづくりに目覚めたのは『キテレツ大百科』がきっかけだったりする。
ちょっと話がそれてしまったけれど、『夕焼けの詩』によって、また人生が動かされそうな気がする今日この頃である。