駅前の工事を複雑な思いで眺める
僕が通勤で使っている駅がある。その周辺が急速に変化している。
福岡や北九州のベットタウンとして発展してきた経緯があるが、駅前は春になると一面の菜の花畑になり、電車を降りると菜の花の香りが出迎えてくれた。
しかし、今ではそこは高次元場、じゃなく、工事現場になっており、もう菜の花とはあえなくなることは間違いないだろう。
菜の花畑は僕のものではなく、誰かの土地だったのだけれど、何だろう、この不思議な寂寥感は。
エコロジストでも、似非エコロジストでもない僕でも、心が揺れているのが分かる。単なる望郷の念とか、自然保護とか、そんな「立派なオトナ」レベルではない部分で、心が揺れている。
■今日の一枚
もう「ラーン」も食べられなくなってしまった。「ョーザ」も。