自然体


自分の今までの経緯を振り返ってみると、あまりにも走りすぎていたような気がする。ある人曰く「空回りしている」ように見えるのだ。思えばそうなのかもしれない。確かにページづくりは精力的にやってきたが、自分自身に残るものがあまり無かったのかもしれない。単なる承認欲求の為だけではないが、誰かに見せるんだ!という気持ちがあまりにも強すぎたのかもしれない。
もう少し肩肘を張らずにしようと思った。適度にページは更新して、更新の頻度が減る代わりに、内容の充実を図ろうと思った。
眼に見えない何かと闘ってきたような気がするが、今から考えれば蟷螂の斧というやつだったのかもしれないし、敵なんて存在していなかったんだろう。自分一人で穴を掘って、自分一人で穴と格闘していたのかもしれないなぁ。
もっと自然にするべき所では自然体で生きようと思った。手垢にまみれた言葉だが、「減り張り」をつけないといけないのかもしれない。気負いすぎていては良い物も生まれないだろうし、かえってマイナスになることもあるだろう。
ちゃんとおいしくご飯を食べる。ぐっすりと寝る。これは守ろうと思いました。せめてそれぐらいは守らないと、自分が壊れていく気がするから。
不規則な生活をしてストレスをためることと、作品づくりに熱心になって徹夜することは、似ているようで、実は全然違うことなのだろう。作品を創るためには、不規則な生活はダメだろう。徹夜をすることで感じる自己満足感なんて、一文にもならない。
人に喜んでもらうためにページを創ることは間違っていないと思う。しかし、その代償として承認されることを求めるようになったら、終わりだと思う。はっきり言って媚びを売っていることになるだろう。媚びが見えたらいやになる。人とのつきあいにも似ているなぁ。
自然体で、自分が楽しい事をみんなで共有したいという気持ち……それが大事なんだろうなぁ。
見ている人たちも楽しいページをみたいだろうし、ほっとしたい気持ちもあるんだろう。何かしら情報を得たいと思うし、ページから帰るときには気持ちよく帰って頂きたい。それはいつも考えている最低限の事です。
テクニックだけに走ってもダメだし、単なる自己満足だけでもダメだろう。コミュニケーションによって何かを創っていく気持ち、何かを感じる気持ち……それらが見えてこないといけない。
別に忙しいことがいやなんじゃない。逆に忙しいことが嬉しかった。今までは。けれど、その気持ちの背後にある自分自身の汚い心がイヤになってきた。承認欲求ですね。僕はもっと素直に表現したい気持ちを持っているのに、いつの間にか媚びを売るようになってきたんですね。その気持ちは昔から無かった訳じゃないけど、いつの間にかそれが大きくなってきてしまった。
そうじゃなかったんだ。うん。僕は媚びるためにページを創っているんじゃなくて、自分自身が楽しみたいから、そして自分が楽しんでいることで多くの人が楽しんでくれればいいんだって思う。
忙しいことは嫌いじゃないけど……自分自身の心の整理が着くまで、ちょっと休憩してみようと思います。自分の本当の楽しさを表現できる方法を考えてみようと思っています。
……そんなことを最近考えています。

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