網島を観にいく/ Went to watch “Ami-Jima”@226日目
(これはクリスマス時期に撮影したフィンランド国立劇場の写真)
(This picture was taken in Winter holidays. Not today)
今日はこちらで活躍されている鈴木明(Aki Suzuki Mäkelä)さんの御好意により,フィンランド国立劇場で上演されている「AMIJIMA」を観に行くことになった.
網島とは近松門左衛門による「心中天網島」のこと.
なお,早めに突っ込んでおくと「網島」は「あみじま」であって,「綱島(つなしま)」ではありません.関東圏の人は「つなしま」と読みがちですが,この作品は「あみじま」です.
あと,もう一つツッコミを入れておくと,かつて「網島」という駅が大阪に存在していたことを知っている方もいると思いますが,そのあたりがこの作品の舞台となった所です.
閑話休題.
小さな劇場だったが,全席すべてSold out.お客さんは僕らの他はすべてフィンランドの方だったみたい.
劇が始まると,いきなり劇場全体が網島の世界に引きずり込まれた.いや,AMIJIMAの世界と言った方が良いのかもしれない.というのも,演じている俳優さんで鈴木さん以外は全てフィンランドの役者さんだったが,よくみかける「日本をアジアの神秘の国として観た,少し残念な作られた日本像」のような劇ではなかったのだ.
フィンランドの役者さんが演技をしているが,目の色とか発音とか,そんな些細な事は問題ではなく,ちょっとした仕草や目線のやり方,指の動き,一挙手一投足が全て「自然」に感じられたのだ.
これは作品を形だけ理解するという事では到底できない事で,本当に役者さんおよびスタッフが全員でこの作品の本質を理解し,換骨奪胎して「網島」ではない「AMIJIMA」を作り上げたのだと感じた.
時間は2時間近くある長い劇であったが,気がつけばあっという間に終わっていたような気がする.全編フィンランド語だったので,何を言っているのかは「全く」わからなかったが,僕の体には作品世界が完全にしみ込んできた.
終演後,鈴木さんと夫のユハ・マケラ(Juha Mäkelä)氏とお話する機会を頂いた.さらに.著名な詩人のカイ・ニエミネン(Kai Nieminen)氏と奥様のエリナ・ソライネン(Elina Sorainen)さんともご一緒することができた.
Juha氏からは,演出の際の苦労話などを伺うことができた.作品の中でもっとも役と同化していた女優さんがいたが,実は彼女は当初全く役をつかむことが出来なかったと聞いて驚いた.様々なトラブルを乗り越え,そのトラブルをも糧にして「網島」から「AMIJIMA」になった経緯を拝聴させて頂いた.
↑ここまでかなり難しい言葉で書いている自分に気付いたが,劇もその後の歓談も,非常におおらかな感じで,とても素晴らしいものだった.
この夜のことはずっと忘れないだろう.
> English
Aki Suzuki Mäkelä, she is a Japanese dancer and choreographer, kindly invited us to her play “Amijima” at The Finnish National Theater.
“Amijima” was written by Chikamatsu Monzaemon in 1721. (The story in detail is described on Wikipedia)
In the theater, there were no vacant seat. I heard this play was so popular, and was difficult to get tickets. I understand and feel the reason.
When the play started, all audiences (include me) and the atmosphere melted into “One something” all of a sudden.
To tell the truth, I have watched such kind of “imported Japanese play” in other countries. And every time I watched it, I felt something wrong or sad in my mind.
BUT this play “Amijima” is quite different from others. This is really nice. I was completely absorted in Amijima’s world. I forgot the passing time completely.
Definitely all dialogs are Finnish, I almost could not understand what they said 🙁 But in this play, all actions, all motions, all silence and all facial expression and “atmosphere” made me feel the Amijima’s world.
I really think, this play is not “網島”, but “Amijima”. They made their great “Amijima” world!!
( I am afraid that my English is not correct, but I want to tell that their play are very very successful adaptation from original “網島”.)
After this play, I was given the chance to talk with Aki and Juha(her husband and director) with Kai Nieminen(poet) and Elina Sorainen (ceramist). I heard the process of making Amijima from Juha. He told there were many troubles, but they overcame them and enable to make their Amijima.
I really respect their play and their effort and spirits.
I will remember this day forever. Thank you !!
p.s. In Japan, The word “Amijima” is “網島”, but we have very similar character “綱島(Tsuna-shima)”. “網(ami)” is “net” and “綱(tsuna)” is “lope”. They are so confusing characters even Japanese.
網(ami = net) 綱(tsuna = rope)
- @myEn AOT = “All of the sudden” なんでAOSとかAOTSじゃなくAOTなのか?そこんところがよくわからん.kwsk
3:57 PM Apr 14th Tweetieから - Twitterって「南部せんべいの端っこの部分」のような感じだと思った.必ずしも必要ではないがその部分があることで,一種の有意義な無駄というのか,なんとなくのコミュニケーションを生み出していて居心地がいい.「暖簾」のような緩やかな境界線とも言えるかな.
3:07 PM Apr 14th Tweetieから - y0k0hamada
面白すぎ(笑) http://twitpic.com/1fioj3
2:37 PM Apr 14th TwitBird iPhoneから
あなたと1人がリツイート - フランス人の子と話していて,チーズの話になった.フランス北部のこのチーズが美味しいよと教えてくれた.食文化って奥が深いな. Maroilles (fromage) – Wikipédia http://bit.ly/9J2mim
2:27 PM Apr 14th bit.lyから - どうでもいいことですが「綱島」と「網島」.「相模」と「相撲」.そして「穂積ぺぺ」と「穂積ペペ」って見分けるのが難しいなぁと思います.
12:49 PM Apr 14th Tweetieから - 今日は19時からこの舞台を見に行きます.『網島』がどのようになるのか,楽しみです. AMIJIMA http://bit.ly/c8wF1q
12:47 PM Apr 14th bit.lyから - 僕の為のキャンプかと勘違いした.「デベロッパーキャンプ」を略すと(笑) http://bit.ly/bCfBeT
12:32 PM Apr 14th bit.lyから - Facebookで,本当に全く知らない人からの友達リクエストが増えている.どういう経緯で僕を見つけたのか気になる(笑)
12:28 PM Apr 14th Tweetieから - @myEn いしゅ‐がえし【意趣返し】 という言葉を初めて知った。
12:17 PM Apr 14th webから - ものすごーく当たり前の事なんだけど、「コミュニケーション」を俯瞰的にとらえると、「何か」が創造(もしくは発掘)され、伝播され広がり、記憶や理解されるということ。何がそこで載るのか、それによって起きる変化が違う。だからなんだという訳ではないけれど、改めて考えてみた。
12:07 PM Apr 14th webから - 国際化という意味を本当に理解しておかないといけないなぁと思った. Speech at the Opening Exercises at the University of Tokyo « Hisashi Kobayashi’s Blog http://bit.ly/8WXfJs
8:46 AM Apr 14th bit.lyから - Windowsの起動時間の長さは誰も楽しんでいないと思うが,もしも起動時間を短くしてくれるソフトとかがあれば,広告の場所としての可能性もあるのでは?と思った.
8:07 AM Apr 14th Tweetieから - 現在8時3分.まだ誰も来ていません.さぁ,仕事するぞ!
8:06 AM Apr 14th Tweetieから - 一周して,面白くなってきているような気がする. RT @FakeKeyWord_Bot: (嘘) 4/14の村おこしのキーワード 【千昌夫推薦特別列車】
8:05 AM Apr 14th Tweetieから