立派に風邪をひいた
アマチュア無線の資料にあったイラスト 松島トモ子?
学会誌論文に手こずり、なんだか気分が優れない。メーリングリストのアンケート結果で胃がきりきりと傷むようなものを読む。箴言のようなものだったら有り難く拝読するのだが、単なる「いちゃもん」としか思えないようなものも約1通あった。最近の数通のメールだけ読んで、文句を言うのは誰でもできることだ。それは許せるとしても、他のメンバーまで揶揄するのは許さない。普段は温厚な僕であるが、かなり怒る。
そういうものは気にしちゃいけないと思いながらも、やはり気にしてしまう。そのせいなのかしらないが、体調がすぐれない。朝御飯を少し戻す。
昨日研究室の床で(何もかけずに)寝てしまったのが悪かったのだろうか。どうやら今年はじめての風邪をひいてしまったようだ。喉が痛く、嚥下する度に傷みが走る。こりゃたまらん。
とりあえずしばらく無理な生活を慎むようにしよう。
全く話は変わるが、数日前ちょっと贅沢な昼食をとった。うちの学部の前にそびえたつ付属病院14Fのレストランである。
その帰りに窓からの景色を眺めていたが、駐車場の風景が趣深かった。約300台ほどのクルマがびっしりと規則正しく並んでいて、まるで精密部品を見ているようだった。
駐車場は大入り満員で、空きスペースは1台しかなかった。その場所に気づかずに、駐車場所を求めてうろうろしているクルマを、しばしぼーっと見ていた。
「ああ、そことちゃうって、右やのぉて左やって。」
「そこを左!あ、ああ……通り過ぎてもうた」
端から見ていたら、わけのわからないことを言う二人連れに見えたことだろう。
【閑話休題】
◆今日、雨の中とある人と一緒に帰る。
◆2年前の僕だったら、こういう時に冗談の一つでも言って笑わせただろう。
◆2年前の僕だったら、ちゃんと最寄り駅まで送っていっただろう。
◆2年前の君だったら、他人行儀な言葉で話さなかっただろう。
◆2年前の君だったら、そんな悲しい目はしていなかっただろう。
◆2年間という歳月は人を変えてしまった。
◆2年間という歳月で僕も変わってしまった。