rascutとrubyとの格闘@77日目
こちらに来てから,英語に苦しんだり氷で滑ったりしていて,ちゃんと研究しているのか?という疑いの目がありそうなので,今日は珍しくテクニカルな日記.
Flex環境をOSX環境で作成し,flashの開発環境を整えようという手順と,トラブルの対処法について簡単にまとめた.
以下,バリバリに技術的な内容です.
まず,何をしたいのかというと,”Flare”というAction Sctipt3用のグラフライブラリを使いたいと思ったわけです.
Flare http://flare.prefuse.org/
Flareというと,全く同じ名前で,しかもFlash関連のソフトで逆アセンブルするやつがあるが,これは全くの別物.
Flareのデモンストレーション http://flare.prefuse.org/demo
これを見れば,このライブラリのすごさがわかってもらえるのではないだろうか.で,早速これをダウンロードし使ってみることにした.
Flash CS4 PROFESSIONAL を持っているので,それを使ってプログラムをコチョコチョと書いてみたが,どうもコンパイルが通らない.エラーの内容はこんな感じ.
定義 mx.core:IMXMLObjectが見つかりません
色々と調べてみたが,mxライブラリにあるIXMLObjectというのはflexの描画を担当するやつのようだが,flashファイルの「パブリッシュ設定」にある「Flash」の設定のところで,スクリプト設定でソースパスを
/Applications/Adobe Flash CS4/Common/First Run/Classes/mx
に通してみた.しかし
インターフェイス IMXMLObjectが見つかりませんでした.
というエラーが出て進まない.IMXMLObjectというやつはFlexで画面描画を担当するやつみたいなので,ActionScriptで操作するにはうまくいかないのではないか?と悶々としながら1日目は終了.
翌日,もうめんどくさくなったので,MacでFlexの開発環境を作ろうとチャレンジ.色々とサイトを調べ,
TextMate+Flex 3 SDK+rascutで作るMac OS XのActionScript開発環境
というサイトを見つけ,その手順通りにやってみた.ほとんどはこのサイトの手順通りにやっていけば問題なく進む.しかしいくつか初心者(というか私)が遭遇するトラブルがあると思うので,メモしておく.
- rubyのバージョンを調べる方法
→コマンドプロンプトで ruby –version と入力するとわかる. - sudoでのトラブル.
僕は普段作業するユーザー権限をadminにしていないので,sudoコマンドが使えないと何かとやっかいだった.
OSXでユーザーがsudoコマンドを使えるようにするためには,管理者権限でターミナルから 「sudo visudo」を実行.
viの操作方法を知らないと,編集ができないので注意.
root ALL=(ALL) ALL と書かれているところがあるので,その下に自分のユーザー名を追加して同様の書式で書く.ちなみに僕はログイン時はAkiraというユーザー名だが,このファイルに書く時にはakiraと小文字にすること. - TextMateのインストール後のトラブル
コメント欄に対処方法が書いてあるので,その方法に従ってみると解決. - rascutでコンパイルしたときのトラブル
(前略)/1.8/rubygems/custom_require.rb:31:in ‘gem_original_require’: no such file to load –appscript (LoadError)
というエラーに遭遇する場合があるが,
sudo gem install rb-appscript
とすれば解決.それがうまくいかない場合はXcodeのインストールをしていないことが原因(僕の場合はそうでした).
AppleのサイトからXcodeをDLしてインストールする.その後でrb-appscriptをインストールすればOK!
以上,覚え書きでした.