クロスカントリーをする(ルオスト2日目)@107日目
朝はこんな気温でした.今までにこんな温度計は見たことがありません.
でも風が吹いていなかったので,それほど寒くは感じませんでした.ただ,勢いよく鼻から空気を吸うと,鼻毛が一気に凍る感じがしました.正確に描写するとすれば,鼻に残っている水分が一気に凍ってしまい,その凍った水分の周りにまた水分が着き,氷が太くなっていくようなイメージです.
鼻の中にプチ樹氷のようなものが出来ているとお考え頂ければよろしいかと思います.
参考画像として樹氷を掲載しておきます.
朝食を食べ,コテージに戻る途中にあった標識.最初は「ホットドッグを傾けて食べるの禁止」かと思ったが.ソリに乗って滑り降りてはダメという意味であることに気付いた.
天気も良いので,生まれて初めて「クロスカントリースキー」を楽しんだ.平日ということもありお客さんはほとんどいなく,スキー場を貸し切りしたような気分だ.
クロカンは普通のスキーと違うところがいくつかある.靴が柔らかく圧迫感がないのは嬉しいが,スキー板にエッジが着いていないので,坂道(特に下り,あと上りも……結局両方か)が大変だ.
でも2時間も滑っていると,その独特な感覚が楽しくなってくる.スケートで滑っているようなそんな不思議な感じがする.
途中でサーミの人たちの観光用ソリと出会った.
マイナス20度の中でデジタルカメラを使うのは難しく,自分の鼻息などでも液晶面が凍ってしまう.何かハウジングのようなものを使うか,リモートスイッチを使うのがいいかと思う.あと手袋は間違いなく濡れているので,撮影の時だけに使う薄手の手袋のようなものがあったほうがいいかもしれないと思った.
普通のスキーが苦手な人でも,まずクロカンからやってみると恐怖心も少なくて面白いんじゃないかなと,スキー初心者の私は思った.