つめものから見えるもの

一般には流通しなさそうなマニアックな測定器を購入した。どのぐらいのマニアックさかというと、NHK教育テレビで放送されていた『できるかな』で「最終回にノッポさんが喋った」というトリビアのレベルではなく、「ゴン太くんの声を出しているのはクイーカという楽器である」というレベルでもなく「ゴン太くんの中に入っていた井村淳さんは東日本専門人形劇団協議会の会長をされていたことがある」というレベルのマニアックさだ。うん、自分で書いていてもよくわからないぞ。

それはともかく、そのぐらい(どのぐらい?)マニアックな測定器なので、自ずとオンラインショップで購入することになった。

注文してから2日後に商品が届いた。本来ならここでその機器について書くところなのだが、それ以上に僕の心を捉えたのは商品の周りの緩衝材だった。

もちろん箱の周りはいわゆる「プチプチ」─これは川上産業の登録商標なので正式ではないかもしれないが─で包まれていたのだけれども、それと外箱との間に詰められていた緩衝材が素敵だった。おそらく銀河系緩衝材コンテストを行えば、バラエティ部門で入賞間違いなしというレベルだ。赤塚先生も藤田弓子も欽ちゃんのお願いがなくてもランプを2つ付けるだろう。

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これがその緩衝材だ。サッカー雑誌とか、新聞とか、通信会社のチラシとか、メモ用紙(何も書かれていない)とか、某友情努力云々週刊マンガ雑誌の人気バスケマンガとか、多種多様な紙が詰められていた。

どういう状況でお店の方が紙をセレクトしたのかわからない。ものすごく興味のあるところだ。このような「心へのとっかかり」はコミュニケーションを面白く、豊かにしてくれる。

かつてルソーが「緩衝材は人柄を表す」と言ったように(言ってません)、手紙や送り伝票に手書きで書かれた文字からは人柄が見えてくる。もちろん文字だけでなく、このような商品のやりとりの片隅にある「人間っぽさ」は人の心を動かしたり、くすぐったりするのだなぁと思った。あたりまえのことなんだろうけど。

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