ツキコン(Tsuki-con)に行ってみた@47日目
写真は今日行ってきた「ツキコン(Tsuki-con)」の様子.クリックするとFlickrのページにリンクしますが,是非「ALL SIZES」ボタンを押して,無駄に高画質(横幅6613ピクセル!)な写真を見てみて下さい.
ツキコン(Tsuki-con)とは,簡単に言えばフィンランドのコミケのようなもの.もっとわかりやすく言えば,フィンランドのアニメ・ゲームファンの祭典です.
ご存じの人もいると思いますが,フィンランドで日本といえば「アニメ・マンガ・ゲーム」です.「フジヤマ・ゲイシャ・ハラキリ」ではありません.日本だとアニメやマンガは「オーセンティックでない」として芸術としては低く扱われていると思えますが,こちらでは想像以上に芸術性とエンタテイメント性が高く評価されています.海外で評価されているから……という訳ではありませんが,アニメやマンガは日本でももっと評価されるべき文化だと思いました.他の国にはない独自性と,それを生み出す力が日本にはあるのです.
ヘルシンキ市内の開場には,大勢のアニメ・ゲームファンが集って盛り上がっていました.コスプレをしている人とか,アニメグッズを買っていたりとか,日本のコミケとあまり変わりません.入場料は1日券だと7ユーロ.左手に紫外線で光るインクでスタンプを押してくれました.これがチケットになるみたいです.ただ,来年にツキコンに行こうと思っている方は,絶対に前売り券を買った方が良いと思います.30分以上も寒空の下行列に並ばなくて済みます.
違うところといえば……やはり寒いことでしょうか.
開場の熱気はあるのですが,なにしろ北欧の国のフィンランド.この日の外気温は3度ぐらいでした.風が吹いていなかったのが幸いですが,これで風が吹いていたらもっと体感気温は下がっていたことでしょう.コスプレは概して薄着が多いのですが,かなり寒そうに見える人もいました.
10時開場だったのに,何故か40分近くも外で待たされました.あまりにも寒かったのを見かねてか,スタッフの人が「みんな体操をして体を温めよう!」と言って体操をはじめ,ちょっと不思議な連帯感が生まれました.
会場の詳しい様子などは,Flickrにまとめておきましたので,そちらをご覧下さい.
ちなみに,僕のお気に入りはこの写真です.とある「猫型ロボットのようなもの」と,その奥にある「IPPAI」というフィンランドのコスプレショップの案内との対比がすばらしいと思いました.