朝、6時。
ダンナに起こされた。
「6時だよ。起きないの？」
生返事で応えて、また眠った。
前の日に「明日の朝は直売所へ行こう」と言ってあったから、ダンナは気合いを入れて起きたのだと思った。
それか空腹に耐えかねて起きたか…。
それから1時間後。
ダンナは再び寝室にやって来て言った。
「7時過ぎたよ。きょう休むの？」
休む？
何を？？
直売所へ行くのをやめることか？？？
わたしが完全に起きていないと感じたらしく、続けてダンナがひと言。
「気分悪いの？会社、休むの？」
そのひと言で、わたしのアタマの回線はつながり、ダンナを見つめて返事した。
「きょう日曜でしょ？」
平日モードの様子だったダンナは目が点々。
「きょう月曜でしょ？だってニュースやってるし」
リビングからNHKニュースの音声が聞こえていた。
「日曜でもこの時間はニュースだよ。新聞見た？“目がテン”やっているでしょ？」
ダンナは1階のリビングに降りて、チャンネルをかえて確かめた。
わたしもリビングへ行き、ダンナと顔を合わせて大爆笑。
ときどき、日曜日の昼下がり、ぐっすり昼寝をしているダンナに冗談で意地悪く「きょう月曜だよ」と言っているのに対して、逆襲だと思ったらそうではなく、ダンナの「マジボケ」だった。
前日、のんびり、たっぷり休んで充電できたから、マジで月曜日と勘違いしたそうだ。