ガチで口論する＠163日目

今日はいよいよデザイン博物館に乗り込んでセッティングだ．

まずその前に，携帯電話の料金をチャージしにKIOSKに行った．KIOSKとは日本で言う所のコンビニみたいなものだ．”I would like to charge for my mobile phone, for 40 euros”と言って携帯番号を伝えるだけでOK．なんだかキャンペーン中だったみたいで，結局50€ぐらい入ってた．なんだかよくわからないが，もうかった！

気分が良くなった所で，道具箱を持参してデザイン博物館に向かった．明日はプレス発表ということなので，今日中に装置を完成させないといけない．ちょっとプレッシャー．

さて，博物館に着いたが，はっきり言って想像よりも完成していなかった．

プロジェクターが一番の問題点．天井からプロジェクタを吊るそうとしていたが，それが想像以上に難しいとは思わなかった．

数ミリ単位での調整も必要だし，テーブルの位置が決まらないことにはプロジェクタの位置も決まらない．またプロジェクタの固定方法もいい加減な方法だと，ちょっと操作しただけでプロジェクタが移動してしまって使いものにならないし，なによりも高所で作業を行うというのがどれだけ大変なことか！

さらにさらに，プログラムはまだ完全に動いていないし，天井にあった照明用のハロゲンランプの影響でカメラが誤動作するわ……もう絶望的な状況だった．

とりあえず赤外線照明については，先日発注したプロ用のLEDランプが予想以上に強烈（明るく），今までの問題を一気に解決してしまった．熱の問題の残るハロゲンランプよりもずっと効果があったので，即効でセッティングを変更した．これで赤外線照明の問題は解決だ！

その後，テーブルの穴等の色々な修正を，デザイン博物館のスタッフにお願いするも，なかなか仕上がってこない．きっとスタッフも忙しいんだろう……．

無駄に時は過ぎ，夕方になっても問題は一向に解決しない……．

テスト用の環境では，プロジェクタを中に入れて鏡で反射させる方法を取っていた．これは位置合わせも楽できちんと表示されるのは実証済みだ．そこで，明日のプレス発表用には，このテスト用環境で使ったプロジェクタ方式を使ってみてはどうだと提案してみた．

しかし，ここで大きな意見の衝突があった．

「そうすべきではない」と某が言うのだ「これはあなたのインスタレーションではない」からだと．

いや，確かにこれはみんなで作るインスタレーションだと僕は思っていたので「そうじゃない．自分の功績のためじゃなく，明日のプレス発表には間に合わさないといけないので，確実な方法を取りたいだけだ」と言った．

その後，ガチで口論した．結局のところ「間に合わさないといけない」と考えている僕と「間に合わないのは私たちのせいじゃない．デザイン博物館のスタッフのせいだ」という某との間の考え方の溝は埋まらなかった．

「こちらができる事は全て対処しておくべきだ」と言ったが，「スタッフのせいで私たちは悪くない」という返答．ずっと平行線のまま，夜11時を過ぎて時間切れ．

結局完成しないまま，バスに乗り帰宅．某も僕の家の近所だった為，ずっとバスの中でも議論．それでも意見は食い違ったままだ．

明日はプレス発表……．ああああああああ，胃が痛い……．

【まとめ】つぶやきの数は少ないけれど，中身はめっちゃ濃いです．ヘトヘトになりました．