酔うと饒舌になる@39日目
午前中はワークショップのプレゼン.N社のスタッフの前で,このワークショップの間に考えたアイデアを発表するという最終イベントだ.
私たちのグループは,「文化翻訳」というコンセプトで発表したが,僕は「基本となる技術」「アドバイス」「アイデア」において十分に貢献することができたと思う.しかし,資料はほとんどパートナーが作ってくれて,プレゼンターもパートナーが務めてくれた.私たちのアイデアはかなり好印象だったように思う.
プレゼン終了後は,ハイファイブをして,お互いの努力をたたえ合った.
私の次の課題は,プレゼンでの発表と質疑応答に耐えることができるだけの英語力を強化することだ.
午後は(申し訳ないが)受講登録していたフィンランド語の授業を休み,英語の勉強に専念していた.TEDというサイトの,プレゼンを聴いて単語や言い回しなどをメモして勉強した.
午後7時からメディアラボの学生主催による「LABRATS」というパーティーが学内のホールで行われるということだったのだが,どうも僕はパーティーが苦手なので行かないつもりでいた.
そんなときに,ラボのメンバーが僕をパーティーに誘ってくれたので,出ないわけにも行かず,ちょっと乗り気でなかったが参加してみた.
学内にはLUMEという多目的ホールがあり,カンファレンスなどが頻繁に行われている.今日はここを使って学生のパーティーをするということなのだ.冒頭の写真がパーティーの様子だ.
お酒を飲み,気分が良くなってきたせいか,かなりしゃべりまくった記憶がある.良く覚えていないが,ほとんどしゃべれないスペイン語でもなにやらしゃべっていたような気がする.
言ったことが通じなくて「Sorry??」って聞き返されるのが,今までのストレスの元凶だと気づいたが,それは自分の言っている内容を相手が聴きたいという気持ちの表れで,話し手はその気持ちに応えればいい.何度でも言って,違う言い方を試して,とにかく間違っても下手でもいいから伝えればいいのだ!と,酔いが回る頭の中で何かを掴んだような気がする.
ともかく,パーティーのような騒がしい中でも,多くの人と色々な事(日本の文化,何を研究しているのか,フィンランドの冬)を語らい,とても楽しい時間を共有することができたと思う.参加してとても良かったと思う.スタッフの皆さんには感謝してもしたりないぐらいだ.
何か,少しだけど,壁が壊せたような気がした一日だった.