フィンランド語の授業に復帰@53日目

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ヘルシンキ中央駅の様子.またもや今日の日記とは関係ございません(だったら載せるな).

先々週にブッちしてしまったフィンランド語の授業ですが,担当の先生から「今週はここまでやったよ〜,来週はこの教材のここをやるから,予習してきてね〜(意訳)」というメールをもらい,ここで逃げては日本の名折れだと思い,ばっちり予習復習してフィンランド語の授業に参戦してみた.

今日の内容は,まさに動詞の活用.非常にハードルの高い難解な部分であるが,なかなか面白かったのでちょっと備忘録的にメモをしておく.

フィンランド語は人称によって動詞の語尾が変化するという特徴がある.英語だったらI study English.というのとShe studies English.という違い(3単現のS)というのがあったが,フィンランド語はそれが「すべて」の人称で変わるという特徴がある.この点はロシア語と全く同じだ.

なお,人称を表す単語をまとめると「私……minä(ミナ)」「あなた……sinä(シナ)」「彼・彼女……hän(ハン)」「私たち……me(メ)」「あなたたち……te(テ)」「彼ら……he(ヘ)」となる.ちなみに「ä」だが(厳密には違うが)日本語の「ア」でもほぼ通じるので大丈夫.

puhua(話す)という動詞だと,minä puhun / sinä puhut / hän puhuu / me puhumme / te puhutte / he puhuvat と変化する.すべての動詞がこのように人称によって変化するが,そのパターンは大きく5種類ある.人称によって動詞が変化するというのは一見するとめんどくさいのだが,主語を省略しても通じるのが面白い.英語のように複雑な語形変化を少なくしていった言語もあるが,このように動詞がアホほど変化する言語もたくさんあり,何故このような複雑な文法が現在まで市民権を得ているのかという理由を考えてみるのも面白いだろう.

ちなみに,日本語はフィンランドでも人気の言語らしく,メディアラボのスタッフでも日常の挨拶や基本単語を普通に話す人もいる.もちろん学生の間では日本のアニメが人気なので,日本語がかなり流暢な人もいる.

しかし考えてみると,日本語という言葉は「文字」の数が半端ではない.カタカナ,ひらがな,漢字など,まず文字を覚えるという作業からは逃れることができない.

もしも私たち日本人が,ペペロッピン語という言葉を学ぶとしたと考えてみる.ペペロッピン語には基本的な文字が50個ほどあり,発音は同じだが外来語などに用いる別の文字が50個ほどあるという.さらに1000個ほどの複雑な文字があり,それらの一つ一つの文字に「ポヒョン読み」という古くからの発音と「ベッラ読み」という新しい読み方があるという.さらにそれらの文字の書き順と送りがなを覚えないといけない.さぁ,どうだろうか?

少なくとも僕は完全にめげてしまう.そんなもん覚えてられるか!と.

でも日本語という言語は,こんな言語なわけだし,語尾や人称なども他の言語にないぐらい色々なバリエーションがある.なんと面白い言語なんだろう,と最近つくづく実感している.

僕は言語学が専門ではないが,言葉というのはその地域の人たちの約束語,もっと砕けて言えば仲間内の言葉であり,国や時代によって様々なルールやシステムがある.その発生と伝播のメカニズムを考えてみると,なんだか無尽蔵な興味の詰まっている暗闇の中にダイブしているような,クラインの壺の中に自分が入り込んだような,そんな不思議な気分になる.

今日紹介する本は,自称「言語マニア」というトニー・ラズロさんの本.言葉についての深い見識が詰まっている本で,かなり楽しく読ませてもらいました.言葉を自由に使えるとこんな世界もあるのだと感じました.うらやましい.

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