1年前の9月1日の朝、成田空港に降り立ちました。
最初に感じたのは「暑い!!! 帰りたい!!!」でしたね。
ヘルシンキでは既に秋の気配で、日中も長袖でないと寒い日が続いていました。
しかし、日本は気温35度!
もわぁっとする蒸し暑い空気に、夏バテを感じました。
「暮らしていけるのだろうか?」
フィンランドに到着した時と同じ気持ちになりました。
成田空港で入国手続きを済ませて、別送品の書類手続きを行うと、
「ああ、終わったんだなぁ」
と思いました。
空港内のアナウンスや案内標識が日本語が溢れてて、鎧兜の武装を解いていく気分でした。
福岡に到着して、近代的な建物、庭が少しあるだけの住宅、無秩序なマンションやビル、道幅の狭い道路、電柱の風景が日本にいることを実感させました。
1年間の変化はあるけれど、根本的な部分は何も変わっていないのだな、と思いました。
重い荷物を2人で手分けしながら運んで、タクシーに乗って自宅に着くと予想通りというか「あちゃー」と目を覆いたくなるほどの雑草で庭が荒れ放題。
鍵を開けて家の中に入ると、閉め切っていて直射日光が入らなかった分、涼しかったのですが、あちこちうっすらとホコリがたまっている状態。
何から手をつけたのかわからなかったけれど、とりあえず、リビング、キッチン、トイレ、お風呂を使えるように掃除したかな。
それから1年。
日本に帰ったら食べたかった物を食べたり、ショッピングや温泉に出かけたり、お正月を楽しんだり、徐々に日常に戻っていきました。
仕事へも復帰して、忙しい毎日を過ごしていますが、変わったのは定時にあがって帰るようにしていること。
精神的・体力的な理由もあるけれど、プライベートを思いっきり楽しみたいよね、という気持ちがあるから。
ヘルシンキで暮らしていたときは、15時、16時になると仕事を終えて、ショッピングをしたり、映画や音楽会に出かけたり、食事に出かけたり、公衆サウナやジムに行ったり‥‥‥いろいろな時間の使い方をしているんですよね。
見習いたいです。
それにしても、夏休みが1ヶ月以上あるのはうらやましいわ。