手術日です

手術日です

自宅では布団の上に横になった途端、眠って朝まで起きない私ですが、昨夜は消灯後2時間くらいしっかり眠って、そのあとはほとんど眠れませんでした。
緊張しないように、普段使っているバスタオルを持参して、枕に敷いて、自宅と同じ香りにしたのですが、初めての環境は無理でした。
夜中、目が覚めると、アクアファンを飲んだり、タブレットで小説を読んだり、ゲームしたりしました。

 

明け方、再びぐっすり眠って、朝6時の起床のアナウンスで目が覚めました。

 

おなかがゴロゴロしはじめたので、トイレへ。
残っていたアクアファンを飲みきり、シャワーを浴びました。
首と背中に寝汗をかいていたので、すっきりしました。

 

午前7時30分すぎに浣腸。初めてですよ。。。
薬剤を注入されると全身が鳥肌。そして、おなかがゴロゴロ。
5分は我慢してくださいね、と言われ、なんとか我慢してからトイレへ。

 

8時過ぎに渡された手術着、紙パンツに着替え、頭は渡されたキャップを装着。
髪ゴムで結ばず、キャップをそのまま被りました。
手術着にはスナップボタンがあちこちにありました。
メガネケースとセーフティボックスの鍵は同行してくれる看護師に預けることができました。

 

夫とナースステーション前で挨拶。(感染予防のため、病棟ではナースステーションの前でしか会えませんでした。)
そして、専用エレベーターで手術室へ移動しました。

 

手術室入口には今日の手術予定が表示されたディスプレイがありました。
看護師に誘導されて、手術室に入ると麻酔科医・看護師の準備が整っていて、氏名や生年月日、手術部位の確認をしたのち、眼鏡を看護師に渡して、台に横になりました。

 

横になると、左手の甲に点滴の針を入れられ(おー、一発クリア)、指示された姿勢になると、スナップボタンをプチプチ外されて、背中が露出。
背骨を触られて消毒と麻酔されて硬膜外カテーテルを入れられました。
思ったほど痛くありませんでした。
眠くなるお薬入れますね、と言われて、すぐに眠りました。

 

気持ちよく眠っていると、めっちゃ名前を呼ばれました。
目を開けると終わっていました。
時刻は13時過ぎ。

 

いつのまにかベッドの上で酸素マスクされていました。
先生からダーッと説明があり、子宮内膜症(ブルーベリースポットあり)があって癒着も見られたから、左の卵巣も含めて子宮摘出したとのこと。
頭がボーッとしてるから、こちらから聞き返すことはできませんでした。目は開いてたのかな?
景色もボーッとしか見えんかったような。

 

エレベーターでナースステーション横の観察室へ移動。
主治医から手術の説明を受けた夫が会いにきました。
かなり疲れている様子でしたが、私に負担にならないようにと早めに切り上げて帰りました。
おつかれさまでした。

 

しばらくすると、寒くはないけど震えが止まらない状態になりました。
自分では寒さの実感がなくて、震えているから寒いと感じてる、わけがわからない状態でした。
看護師さんが電気毛布を追加してくれました。
数時間後、今度は熱くて汗が出てきました。
どうやら発熱があるみたいです。
氷枕が当てられました。
体温調節がまったくできません。

 

監察室で1〜2時間おきに体温、血圧、酸素濃度をチェックされ、酸素マスクも外され、容体も安定したのか、ベッドごと観察室を出て病室へ移動しました。
体にはいろいろな管がついていました。
手の甲には点滴、背中には痛み止めの管、尿管、膝下には血栓を作らないようにエアマッサージのようなものがついていました。

 

夕方、婦人科医師数名による回診がありました。
主治医の先生の話から聞き取れたのは「10cm超の子宮筋腫と子宮摘出、出血200cc、子宮内膜症、ブルーベリー腫、癒着、左卵巣摘出」とのこと。

 

体温が落ち着いてくると、今度は痛みが出てきました。
硬膜外麻酔(PCA)のスイッチを押し込んで、痛み止めを入れると、数時間眠れました。
スイッチが思ったより固かったし、最初、スイッチが手に取れる場所になくて焦りました。
看護師さんにスイッチの置き場所を調整してもらいました。

 

尿管が入れられていて、排尿している実感はなかったけれど、特に問題なく出ているようです。

 

発熱のせいか、猛烈に喉が渇いてきました。
看護師にお願いして、冷たい水を持ってきてもらい、量は少しでしたが、むせないように注意して飲みました。
生き返るぅ。