ストックホルムで1日観光

ストックホルムで1日観光

まだ外が暗いときに目が覚めました。
カーテンを開けて外を見ると、街灯がたくさん。
途中、オーランド島に寄港することになっていたから、そこなのでしょう。
バイキングラインの船もありました。

ストックホルムが近づくと島々の間を大きなシリヤラインが通るから甲板で見るといいよ、と言われてたので、6時頃に起床。
シャワーを浴びて、しっかりと髪の毛を乾かして(部屋はドライヤー付き)、カメラを持って防寒着を着て甲板へ。
はっきり言って「さーぶーいー!!」
けれど、景色は最高!

甲板では犬の散歩をしている人がいました。
大きな黒い犬!
こっちでは、介助犬だけでなく、普通のペットもキャリーに入れる必要はなく、リードをつけた状態で乗ることができます。
犬もしっかりしつけされて慣れているのか、飼い主の足元でちゃんと伏せています。
お国柄なのか、大型犬を連れている人を多く見ました。

部屋に戻って、ダンナと一緒に朝ごはんを食べにビュッフェへ。
あまりおなかがすいていなければ、Informationのあるデッキのカフェで食べても良いでしょう。
ビュッフェは白いごはんがないのが残念。
パンはやっぱりパサパサ。オーブントースターがあればいいのに。

午前9時にストックホルムに到着しました。
船の中でツーリストカードを買いました。
地下鉄などの乗り物と王宮など一部の博物館・美術館の入場料が一緒になった1日券です。
informationでユーロを少しだけクローネに両替しておけば良かったと後で後悔。

シリヤラインのターミナルから最寄り駅の地下鉄までは徒歩10分~15分。
しかも、親切な案内看板がないから(わからないから)地図は必需品です。
けれど、船を降りた人のほとんどは地下鉄の駅に向かって歩くので心配なし。
今夜、また同じ船に乗ってヘルシンキに戻るので、スーツケースは部屋に置いたまま、軽装でOKでした。

まずは王宮へと向かいました。
昔の街並みは良い雰囲気でしたが、石畳と車も通る狭い路地で、ヘルシンキ市内に比べるとかなり歩きにくかったです。
王宮内の展示物を見てまわりました。
はっきり言って広すぎるし、展示物も多いし、ごちそうをたくさん食べて、もう食べれないのに強引に口の中に入れさせようとしている気分でした。


王宮の一部。9月の北欧とは思えない暑さ!

今日はとても暑くて、すぐに喉が乾きました。
ミネラルウォーターが欲しくて、王宮前広場の売店で買いました。
幸い支払いはユーロでもOKでした。

暑さのせいで、すっかりバテてしまい、公園のベンチで休みました。
ちょうどお昼の時間になり、スーツ姿のビジネスマンが大勢。
おなかはあまりすいていなかったけれど、非常にアイスクリームが食べたくなりました。
スウェーデン館のなかに両替所があるので、そこまで歩きました。

ロシア人と思われるおっちゃんが割り込んだり、窓口でごねてたりして迷惑だったけれど、円をクローネへ両替。
20クローネ紙幣の裏面にはニルスの冒険の絵。
これが欲しかったのよ!

マーケット広場をのぞいてみたくて、行ってみました。
途中で、アイスクリームを1個買って、二人で食べました。
おいしい!
マーケットではラテン系移民のお兄ちゃんたちが「コンニチワ」ってしきりに声をかけてくれるけれど、こういう雰囲気はどうも好きになれません。

スウェーデンはちょうど選挙戦の最中だったので、あちこちに小屋が建てられ、ポスターが貼られ、騒がしかったです。
でも、選挙戦の最中でなくても、ヘルシンキよりも騒がしくて落ち着きがなくて、ストックホルムは好きになれないなぁ。

ストックホルムの老舗デパート「NK(エヌコー)」に行きました。
デパートのトイレは有料でした。
1人5クローネ。
両替しておいて良かった。
デパートの品物は、なかなか興味深いものがたくさんありました。
NKには無印良品も入っていたので、ちょっぴり安心感がでてきました。
もう船に戻るつもりだったので、地下の食料品売り場で食べ物を買いました。
リンゴ2個とミネラルウォーター、炭酸水とパンを買いました。(パンよ、おいしいものでありますように…)

地下鉄に乗って、船に戻りました。
最初に乗船するときは、チェックインが必要で乗船時間まで待たなくてはなりませんでしたが、今回はチケットのバーコードをかざして、すぐに船に乗ることができます。
その代わり、記念写真は撮ってもらえないけど。

ものすごく疲れているのがわかりました。
パンはクロワッサンとチョコレートデニッシュを買い、ひとくち食べてみました。
この旅行の中で、一番おいしいパンでした。
日本で食べるパンと変わらないしっとり感とふわふわ感。
バターが違うのか、微妙に風味は違うけど、シアワセ!

ゲームをしながら部屋で過ごし、出航したあとDeck12のサウナへ行きました。
日本から水着を持参しておいて良かった。
サウナはもちろんフィンランド式。
ジャグジーも利用できます。

先に出て、ダンナが出てくるのを待っていると、ロシア系の小柄なおじさんがサウナのあたりをウロウロ。
どうやら酔っ払っているようだ。
脱衣所出入り口のドアを開けて出たり入ったり…とそこまでは良かったけど、なんとその男、女性側のドアも開けて入っていった!
カウンターにいるはずのスタッフは、そこを離れているようだ。
男はすぐに出てきたけど、またウロウロしていた。
わたしは、かかわりたくなかったので、先に部屋に戻った。
(ダンナはサウナの後、もう1回ジャグジーに来ると思っていたらしい。)

気分がすっきりすると、今度は、おなかがすいてきた。
船に戻ってきた直後は、食欲もなく、夕ごはんは軽く済ませるつもりでいたけれど、ダンナ曰く「昨日のリベンジがしたい」とのこと。
昨日はマッシュポテトを最初から食べて、サーモンやメインの肉類をほとんど食べられなかったのが悔しいらしい。
というわけで20時からのビュッフェを予約した。

予約したテーブルについて、周りを見るとアジア人の姿が目についた。
行きはほとんどいなかったのに。
隣のテーブルは韓国人のカップル。
そして、少し離れたところに中国人の団体ツアー客が3~4組。
問題はこの中国人ツアー客。
お酒が入り始めると、宴会状態。
グラスを片手に同胞と大きな声で騒ぐ。
わたしたちを含め、周囲の旅行客は怪訝そうな表情。

堪忍袋の緒が切れたのは、隣の韓国人カップル。
ウェイターに抗議して席を移動した。
だが、この韓国人カップルも問題あり。
食べ方がすごく汚い!
一皿に何種類も山盛りにしてはならないのに山盛りにし、しかも気に入らなければ平気で残す。
韓国では食べきれないほどの料理を用意してもてなすのが常識でしょうが、ここはヨーロッパですよ。

ひと昔前の日本人ツアー客もこんな感じだったのでしょう。
今は、旅行慣れしてマナーはかなり向上していますが。
その騒ぎを無視しながら、おいしい食事でおなかを満たしました。
スモークサーモンおいしい!
ニシンの酢漬け大好き!

船内の免税店で買い物して部屋に戻りました。
こっちの人はKOFF(コフ:迫力あるクマさんのイラストのビール)を何箱も買って行く人が多いけど、やっぱり国内だと税金が高いからかしら。
あと船室で飲む人も多いらしい。
あちこちにグラスや空き缶があったし、カートに入れて廊下に置いている人もいたし。

すぐに眠るつもりだったけれど、寄港するオーランド島が気になって起きていました。
おっと、時計を1時間進めておかなくては。