書店で見かけて、そのときは中を見ただけで、買いませんでした。
だって、4,800円(税別)で、他の荷物と一緒に持ち帰るのは重かったので。。。
帰宅後、他の書籍と一緒にオンライン注文しました。
完全に編み物の専門書ですし、お手頃価格ではありませんが、ニーズを考えても重版になる可能性も低いので、買いました。
編み物関連の書籍については、中を読んで、少しでも心に留まったら買うようにしています。
次の機会には会えないかもしれないし、5年後、10年後に読み返しているでしょうから。
オリジナル版は1989年に刊行された「Vogue Knitting」。
版を重ねて、リニューアルもされて、今回、日本語版が登場!
カラーイラストやカラー写真が豊富で、解説も詳しいです。
自分でデザインや製図する方や、様々なパターンの棒針編みをされる方、英文の棒針編みをされる方に向いている本だと思います。
ページ数は351ページで、本の厚さは約2.5cm。重さは約1.2kg。
もくじを紹介します。
- 糸と道具
- 基本のテクニック
- 交差編み
- 編み込みの模様編み
- レース編み
- 輪編み
- さまざまな方向に編む
- アドバンステクニック
- 棒針編みの基礎知識
- 編み間違いの修正
- 仕上げの作業
- セーターのデザイン
- ショールのデザイン
- 小物のデザイン
- いろいろな装飾
- ニットウェアのお手入れ
「おぉ、ふむふむ、なるほど」と感心することが多かったのですが、特に「編み間違いの修正」と「ショールのデザイン」の項目はワクワクしました。
「編み間違いの修正」は棒針編みの構造を知っていれば、複雑な模様でない限り簡単に直せますが、意外と知らない人が多く、間違えた箇所まで一目ずつほどいて戻ることが多いようです。
編み目記号の編み方と一緒にのっていてもいいのにねー。
「ショールデザイン」は、形状や増減目の位置を研究したいと思っていたので、ちょうど良かったです。
オリジナルショールが作れます。
それと、各ページの文章に含まれている用語で、別ページに解説などがあるときは、ページ下にページ番号が掲載されています。
索引ページを開かずに、知りたい用語のページを開くことができる、いい仕組みですね。
これまでに得た知識が多かったのですが、こうして1冊に整理されて、まとまっているのは助かります。
「棒針編みのバイブル」ですね。